◇◆バギオ・シルバーフィリグリーについて◆◇
極細い銀の線をひとつひとつ、時間をかけて丹念につくりあげた透かし模様のフィリグリー細工。作り手が少なくなった今、フィリピンでも近年見直されてきています。
ルソン島北部、標高1500mの高地にあるバギオ(BAGUIO)は、
山岳地方の中心都市であり、避暑地として、また伝統的な銀製品の産地としても知られています。
スペインの植民地時代以前より、ルソン島北部の山岳地方では独自で金銀の抽出方法を展開していましたが、
バギオにおける銀細工師の成長には、ベルギーの宣教師の果たした役割が大きかったといわれています。
1900年代に、彼らは学校創立を目的にこの地を訪れ、勉学のみならず銀細工作業場ともなった St. Louis School(現在のSt. Louis 大学)を始めました。
当初の目的は、貧しい子供達が教育資金を得られるように、とチャリティーの意味ではじめられたとのことです。
銀細工の中でも注目に値するのがレースワークとも呼ばれるフィリグリー細工。極細の銀線ですかし模様を構成する、手間隙のかかった作品です。
バギオのフィリグリー細工には、ベルギーレースパターンであるヨーロッパの植物や、孔雀、蝶といった自然のモチーフが用いられています。
ジュエリーだけではなく、ナプキンリング、ティースプーン、サラダサーバーなどのテーブルウェアやオーナメントもあり、もちろんロザリオのパーツにも用いられています。
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