エスニック系イメージ




フィリピンにも、他のアジア諸国同様、
様々な手織り布があります。
各種族にはそれぞれ先祖代々受け継がれてきた、独特の織り方があり、
TINALAK (ティナラック)もそのひとつです。

TINALAK は、ミンダナオ島南コタバト州の T'boli 族に伝わる布で、
バナナに似たアバカと呼ばれる非常に丈夫な植物の繊維を織ったものです。
一見すると、他のアジア諸国にもあるイカットと同じように見えますが、
手触りはかなりしっかりとしています。

T'boli 族のひとたちの間では、
「アバカの精霊 FU DALU (フー・ダル)が 夢にあらわれると、
よい製品ができる」 と信じられています。 
でも FU DALU は誰の夢にもあらわれるというわけでは ありません。

FU DALUがあらわれるのは、
すべて昔ながらの伝統的な製造方法で、
伝統的な道具を使用している織り手の夢にだけ・・・・。


 

◇◆ TINALAK (ティナラック)について ◆◇

Tinalak (ティナラック)は、マニラ麻と呼ばれるバナナの仲間、ABACA(アバカ)の繊維を織った、 T'boli族に伝わる織物です。
アバカは非常に丈夫であることから、ロープの材料としても知られています。
最近クライスラー社は、数々の素材を研究した結果、車内の床材として最適でとあると判断し、
同社製品にアバカの採用を決定しました。
また、ナチュラル繊維開発の先駆者でありファッションデザイナーでもあるDita Sandico Ong 女史は、 アバカ布を織る際に発生する余分な繊維をリサイクルし、「ファイバーボード」なる住宅建材まで開発しました。

こうした近代的アバカの開発が進む中で、魂、精霊が宿るとされるT'boli族の良質のティナラックは、 アバカから繊維を取り出し、紡ぎ、植物で染め、月日をかけて手織りする、最初から最後の工程まで 今なお昔ながらの伝統的な方法で織られています。
特に gamayaw(またはgemayaw)という最高級のデザインパターンは、すべての工程を織リ手である女性一人の手でなされるべきである、とされています。
ただし、アバカの繊維を取り出すために茎をいくつもの線状にする作業は重労働。この時ばかりは男性のパワーが必要とされます。
男性は、織り手が使用する材料、道具には一切手をふれてはならない、とされているので、
この時だけが、それを許される唯一の瞬間です。
そして、gamayawパターンを織っている期間、織リ手は夫とさえ夜を共にしてはならないとも言われているそうです。
でなければ、途中で糸が切れたり、デザインパターンが崩れてしまうとか・・・。
ティナラックのデザインパターンは、母親から娘へ伝承されますが、一方で夢でみたパターンを織機上で再現する、という場合もあります。これがアバカの精霊 FU DALU が現れる夢なのです。選ばれた織リ手の夢に現れたFU DALUは、織機の上にパターンを示し名前をつけるといいます。夢からさめた織り手は、FU DALUに示されたパターンを思い出しながら、再現していくのだそうです。

★ 当店のブログでも、「アバカ」、「TINALAK」に関する記事を掲載しております。

   ブログ記事: 

   ◇フィリピンのファブリック ”ABACA(アバカ)”

    ◇フィリピンのファブリック 〔2〕 - TINALAK

 

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